水分枯渇恐怖症

pochi317002009-01-22



閉所恐怖症の私は
冬でも夏でもオープンザウィンドウである。
雨が降ろうと花粉が飛ぼうと常時開放、
台風時だろうとminimum 5cmオープンは基本である。
極端な話、電車も閉所であるからして、
なるべく乗りたくないというのが本音である。
しかし、こう西へ東へ飛び回るとなると
公共交通機関を利用しないわけにはいかず、
長時間移動 ride on 電車は必至。
そういった場合は、已む無く扉付近を死守するようにしている。
座席 < 扉付近 を確実に押さえたい。
可能ならば扉付近を年間リザーブしたい。
調子が悪いとひとり神妙な面持ちで、
次の停車駅はまだかと内心の焦りを足元でめいっぱい表しながら扉付近に立っている私。
ご乗車のみなさまは開く扉と扉付近のおかっぱにご注意いただきたい。


私を東京まで2時間で輸送してくれるJR東海の花形役者、新幹線のぞみも
乗るとなれば極力新横浜に停まる子を選びたい。
名古屋から品川までノンストップなど恐怖も恐怖。
想像するだけで胸が苦しい。
―は?新横浜も品川もたいして変わりなくね?
そう思った人、
おめでとうございます。
あなたは閉所恐怖症ではありません。
新横浜で扉が開くか開かんか、この差は大きい。
閉所だと意識したら最後、
新横浜だけを心の支えにじっと富士山を睨み続ける人間がここにいます。
そして今や遠征の友として専ら活用している高速バス。
5時間も6時間も走り続けるバスという密閉された空間にいるのだから
これこそいちばんの問題だろうと思われそうなのだが
行きも帰りも常に爆睡中のため、これが平気なのである。
むしろサービスエリアごとに出会うご当地ソフトのおかげで高速バスに乗るのが楽しみですらある。


高速バスは爆睡していても必ず目的地に到着する。
朝名古屋から乗車し、午後新宿で降ろされる。
夜中新宿から乗車し、早朝名古屋で降ろされる。
「このままどこか遠く連れてってくれないか」と訴えようとも
「桃子今日は降りたくないの…」と甘えようとも
有無を言わさず強制的に降ろされるという安心感から
閉所の恐怖を認識する前に眠りの沼におちる。
反面、新幹線は「あっはー、ただいま大阪☆テヘ」
果ては「マジ博多なんだけどー!!超博多ーーー!!!とりあえずカラシ蓮根と明太子いっとくー??」
―その可能性がある。大いに。
しかも品川〜名古屋は2時間。
寝るに寝れない。


この時点で明らかになったこと、
閉所は苦手だが、
乗り過ごす心配のない乗り物の場合は
閉所を認識する前にどっぷり睡眠に逃げ込めるため大丈夫。




しかし私は今日気付いてしまった。
私、
閉所よりも怖いものがある。




(画像は私が仕事中に摂取する最低限の飲み物 冬編)



普通に仕事してるだけで1リットル以上の飲み物がないと不安になる。
閉店まであと2時間もあるのに飲み物が切れ、かつ1人で売場を離れられないとなると不安で不安で仕方がない。意味もなく店内をウロウロ歩き回り、店長仕事そっちのけで乱れてもいないソファやらベッドやらのメンテを始め、軽くパニック。
1人出勤の日はカバンに2リットルのペットボトルを潜ませているワタクシ。