ファンクのリズムは踏めてない

みなさんこんばんは。
京都桃子 in 新宿歌舞伎町です。


行ってきました、AXに。


3年ぶりのAX、
一瞬気持ちが3年前に戻ってドキッとした。
ギュッと締め付けられるような痛みがまだあった。
っつか、渋谷そのものが3年ぶりっつー話で。


何しに行ったか?
それはアナタ、
大好きなシカオさんでございます。


本来は明日の千秋楽に参戦の予定が店長会議(社長出席)ですよ。
チクショーやってらんねーぜ!とFUNK FIRE参戦を本日に振り替えたところ、
本日の片山ブレイカーズ@UPSETを見逃すことに…
これだいぶ無念。



この際、何もかも忘れて楽しむしかない!(これ得意技)
というわけで、
レポ(になればいいな)をお送りします。


2008/12/16(TUE)

Suga Shikao FUNK FIRE’08 @SHIBUYA AX


アルバムツアー FUNKAHOLiCでもHitori Sugerでもなく、FUNK FIREです。
FUNK FIREってことに意味がある。


なんつっても本人から「FUNK FIREに参加されるみなさまへ」っつってこんなメッセージ(オフィシャルサイト http://www.office-augusta.com/suga/ より引用)があるぐらいですので。


FUNK FIREは、ホール(椅子席)で開催する通常のアルバムツアーのようなエンターテインメントshowではありません。
バラードやミドルテンポの曲、ポップスもほとんどやりません。
約2時間オールスタンディング、もちろん休憩もないですし、特にモッシュゾーンは大変危険ですから、ライブ初心者の方は十分お気をつけください。お子様の参加もご遠慮ください。
FUNK FIREは、FUNKを愛し、楽しみ、踊り、歌い、一体化する、ぼくとオーディエンスでつくりあげる全力投球のパフォーマンスです。
ライブの主旨をどうかご理解のうえ、ご参加ください。

スガ シカオ 



私がこれに行かんその理由が見つからん。
ので、行ってきました。


チケットはB56番と、一見よさげですが、Aの人が1000人いるわけですよ、私の前に。
つまり単純に1056番目に入ったんですが、
開始直前にはなぜか私、下手側2列め。
最後の客を詰め込んだその反動でか、
かなりの圧がかかりまして、
5列めあたりにいたはずが、うっかり2列めに昇格。
ラッキー超☆
※追記:この圧はミッチーの登場によるものと判明。
来るんじゃないかと実は2階席に期待してた。



「心配かけさせたなー!」


キャー、シカオさん登場。
実は病み上がりのシカオさん。
12/13 FUNKAHOLiC@仙台、
12/14 Hitori Suger@盛岡と公演延期になってます。
そりゃ心配するっつーの。
アーティストって大概不健康そうやし。
シカオさん白いし激細やし。(偏見)
そこがまた好きなんですけど。


本日のお召し物は黒のポロシャツにデニム、
足元は例の赤い素敵な履物でした。
衣装といえば、
G.田中さん(この人も「ヨシトさん」なので、田中さんと呼ばせていただきます)
「見たことないかわいい衣装着ちゃって」といじられる。
「東京だからってはりきっちゃって…重要な人とか呼んでんの?笑」
そんな田中さんの衣装は、黒シャツに赤いネクタイ、
まるで某バンドの元ベーシストのようでした。
(ここだけの話、衣装よりも雰囲気が似てる)
Drs.キッシーは「買ったばかりのチェックのパンツみんなに見せてやれよ」
Key.ポチ氏はドレッドに「気合入ってる」
Ba.あれ、坂本さんは?と思ったら普段通りでした。今日はオレンジのシャツ。


とにかく本編始まりまして


1.Thank You
2.NOBODYKNOWS


…以降セトリ不明。(得意技)
自分が楽しむとさ、ついこのへんはさ、ほらアレがコレでソレだから。


黄金の月
19才
リンゴ・ジュース
奇跡
バナナの国の黄色い戦争
Call My Name
13階のエレベーター
コノユビトマレ
FUNKAHOLiC
SWEET BABY
フォノスコープ

Go!Go!
sofa
たとえば朝のバス停で


順不同には覚えてるけど、順番までは覚えてません。
知りたい人はミクシとか何かで誰かがそのうちUPしてくれると思うのでそちらでどうぞ。(放り投げた)


「やっと自分の声が戻ってきた♪」とうれしそうなシカオさん。
今日は新しい試みということで
“ワシントン・ゴーゴー・ファンク”
なるものを取り入れたステージを見せてくれました。
今回のアルバム『FUNKAHOLiC』はさ、
「FUNK料理フルコース」みたいなアルバム(本人談)なんですけど、
そこに取り入れられなかったFUNKがあるらしく、
どうもそれが“ワシントン・ゴーゴー・ファンク”だそうで。
なにやら、ワシントンにはそのちっさいマーケットがあるらしく、
日本でもファンは3000人ぐらいというそのファンクは、
「ドラムはずっと同じリズム、同じリフで曲だけがどんどん変わっていくんだけど、それが3時間ぐらい続く」んだそうです。
ここでフロアから「やれやれー!」「全然OK!」の声。
「(おまえら)バカだろ!笑」と。
「今からやったら軽く23時とかになっちゃって大変だろうが」と。
そんなFUNKを私らに教えるアナタが悪いと思います。
や っ て く だ さ い (笑


さすがに3時間はなかったけど、これおもしろかった。
シカオさんの曲がこんな風になるんやー、
こんなFUNKがあるのかーと普通に勉強しました、PUNK生まれPUNK育ち。
これ、シカオさんがめちゃくちゃ楽しんでるように見えました。
Ba.坂本さんもそうやけど、ほんまに楽しそうやった。
ただこれ3時間もやったらDrs.キッシーは大変。
同じリズムを3時間叩き続けるなんて、まさにリズム地獄…。



MCの音楽(いつもの)が流れ、
「これが流れたってことは俺にしゃべれってことだな」
ええ、その通り。
「どうしよう、何しゃべるか考えてないんだよね」と話し始めたシカオさんから
こんな話が出ました。
ツアーも本数回ってると毎回アレンジ変えたり、曲順変えたりしてるので、
40曲ぐらいあるのを覚えるのがかなり大変。
みんな移動の車の中で必死にそのリハの音源を聴いてインプットさせる。
中でもみんなの倍以上覚えることがあるのはドラムなのであって、
「止まったら終わる」からキッシーはほんと大変なのだ。(うん、わかるわかる)
ある日、リハ向かう途中でふと窓から外見ると見たことある車が警察に止められてたので、
あれ?と思ったシカオさん、気になってわざわざ1回戻って見直したら、
やはりキッシーの車。
キッシー、
曲を覚えるのに夢中になるあまり、気付いたら前の車がどんどん近づいてきてたらしい。(あの、それは…)
で、正面から突っ込んで車全損。
シカオさん「ここでシンバルどーんみたいなね(笑」
すごくすごく大事にしていた、
1995年の、
日本に60台しかない愛車VOLVO、
全  損 !!
修理屋にも買った方が早いと言われ傷心のキッシー、
その日の練習はドラムの音がとても小さかったそうです。
ここでシカオさん
「(その貴重なVOLVOも)59台になりましたーー−!!」とはしゃぐ(笑
そんなキッシーのために「みんな歌ってくれよ」
で、
『19才』(…やったと思う。怪しい)




それより前やったか
『SWEET BABY』もやってくれた♪


が、
イントロ終わりと同時に


「ごめん、歌詞忘れちゃった」


…マイク通しておっしゃいました。
キュート過ぎます。
どっきどきですよ。
惚れ直しますよ。
目の前で「スガシカオ」を見れるのってすごい。
下手側に来てくれた時なんて1mぐらい先にいたもん。
目の前でギター掻き鳴らしてんの、スガシカオですよ?
FUNKAHOLiC TOURでは顔も見えへんかったのに
今目の前で笑ってる。。。
奇跡。



後半戦に差しかかり
「そろそろあれがやりたくなってきたぜー」
キター!!!!
はい『イジメテミタイ』
フロアのレスポンスがよく、テンション上がったのか、
ステージからフロアの柵に足をかけてギターを弾くシカオさん、
柵に載せた右足をみんなが触り倒すからか、
それとも思った以上にステージとの距離があったからか、
見てたらどんどん足がわなわなしてきた。
で、戻るに戻れず、スタッフのみなさん大慌て。
何とかステージに戻ったものの、よろけてふらふらのシカオさん苦笑い。
あぁもう、そうゆうとこ、
たまらなくそそられる。
完璧じゃないところが素敵。
(痛い日記になりそうなのでこの先は自重)
ステージに戻ったシカオさん、
G.田中さんとギターバトルみたいな感じのかっこいい掛け合いの末、
シカオさんこっち向いて超ガッツポーズ!!
すげー得意気。
勝者ってことっすか?笑
この時の表情ったらもうまじでキュート!!!
か、かかかかっこいーーー!!
(…自重)



そうこうしてるうちにあっという間に『午後パレ』
この曲大好きやけど、
これやると終わりやねんなー。
回転さんの『おさらば』みたいなもんで。
『午後パレ』終わってシカオさん
「みんなありがとー」ってはけていかれましたが、
ふらふらです。
でもこのままじゃ帰れない客。
呼ぶよね。


enc.は1曲だけ。
『ストーリー』


体調のこともあるし、
2時間めいっぱいやってくれただけでもうれしい。


ここで再度メンバー紹介あり。
その中でものすごい激しいキッシーのドラムソロがあって(すべての照明はキッシーに)
その終わりに銅鑼を叩いた瞬間、
フロント3名がどかーんと吉本コケ(新喜劇クラス)を(笑
ちょっ、
かーわーいーいー!!
いい大人3人が顔見合わせてやってるところが!
かわいすぎます。
で、歌い終わって
やっぱりふらついてるシカオさん。
思ったとおり本調子じゃない模様。
そりゃそうか。
なのにこれだけのサービス精神と熱いLIVE!
プロだね。


「みんな、ほんと今日ありがとー」



ものすごい心のこもった、飾りのない素の一言に心鷲づかみされました。
こっちこそありがとう。
ほんまに来てよかった。
で、
やっぱこの人かっこいーわ。
W enc.はなかったけど、
明日もあるのでセーブしといてください。
そんなFUNK FIRE’08は明日最終日!
桃子は店長会議。。。





隊長っ!
イレズミねぇさんはファンクのリズムは踏めませんでした。
PUNK生まれPUNK育ち、
L⇔R中学卒業、
ロックンロールハイスクール万年留年の3年生、桃子、
只今FUNK特別講習中。