米は直火がうまいよね

夢の様な4日は夢の様に過ぎ去り、
現実はやって来る。
いや、そこにある。
いくら願っても千種店がそこに存在し続けるように。




「何を考えているのかわからない」


子供の頃から言われ慣れた、他人が私を表す一言である。
そろそろ長所・短所などを書く欄に記入してもよいのではないかと思う程よく言われるのだが、
「このくそクレーマー、その口に羊羹1本突っ込んでやろうか」とか
「どこに目つけとんねん、福笑いで並べ替えてやろうか、その顔も」とか
そんなことはたまにしか考えていない。
10回に9回ぐらいしか。


っつっといて、
ほんまに全く考えてない。
ごめんね、他人に興味なくって。テヘ。




酒を飲んだり、大勢が集まったりする場でも
私は他人の話を聞くのが好きで
かなりのツッコミ体質であるようだ。
決して物静かというわけでもないが、
自ら進んでしゃべることはあまりない。
ボケてくれる人がいてこそのツッコミである。
結婚式やら法事やら接待においては
他人から求められる通りに振る舞い、
親戚・友人曰く「大活躍」するのだが、
それ以外では専ら手酌で飲み続け、
他人の話を聞き、
頭の中で勝手に「もしも〜やったら」と勝手に話をすり替え、
妄想に次ぐ妄想で、何でもない他人様のエピソードを一大巨編に膨らませている。
私はどうも表情に乏しく、
いくらアルコールを摂取してもあまり変化しないために
余計に何を考えているのかわからないらしい。
そりゃそうだ、
直感を頼りに30年生きてきた私であるからして、
頭の中は財布同様にスッカラカンである。
考えて答えの出ないことなど考えていない。



無理矢理休めとこちらの都合お構いなしにシフトを変更しておいて、
急に棚卸をしろと言ってくる事業部、
ねぶた祭りの渦か歌舞伎町にいた謎のコスプレ集団、
或いは
遠赤外線ふっくら釜炊き仕上げの炊飯器に放り込んでやりたいと思う。