自転車をください

鍵がない。


自転車の鍵がない。
正しくは「見つからない」。
昨日の朝から見つからず、
若宮大通をひたすら走って通勤し、歩いて帰宅している。


私は昔から帰宅直後に時計やらリストバンドやらポケットの小銭やらリップクリームやら鍵やらをすべて一箇所にまとめて置く習性があるのだが、
なぜか昨日の朝から自転車の鍵がないのである。


スペアがあるではないかとお思いのみなさん、
そんなもんおまへんで。
ないない。
そう、あれは確か2年前の冬、
失恋で結構な痛手を負った桃子 in 京都市山科区
図らずも自転車の鍵をゴミと一緒に捨ててしまったのである。
酔ってもいなければ自棄になっていたわけでもない。
なぜか普通にゴミ箱に捨て、ゴミを出し、毎日深夜に回収に来る業者によって回収されていった。
もちろん翌日の出勤時に大騒ぎ。
京都桃山店までは自転車で軽く25分程、
走って出勤できる距離ではなく、慌てて地下鉄に飛び乗って出勤。
その後スペア1本を頼りに京都市山科区伏見区をひたすら走り続けること2年、
なぜか今、京都桃子 in 名古屋市


いやはやこの2日で私は痛感した。
名古屋市に居住し名古屋市で勤務する者にとって自転車がないことがいかに不便かを痛感したね。
大概の人はご存知だと思うが、
名古屋はあほかと思うぐらいに道路がでかい。
というか広い。
片道何車線作ったら気が済むのか、
徒歩では1回の青信号で通りを渡り切れぬ程にやたらめったら道がでかい。
通りの向こうのPARCOへちょっと、などと言う気はさらさらない。
休憩時間にも対角に位置するファミマへ行こうと思えば信号を最低3度渡らねばならん。
自転車でも大概いらっとするイラチの私にとってこれは拷問以外の何物でもない。
よって渋々小走りに出勤するのが精一杯。
3丁目の99やファミマへ買い物に行く気も起こらず。
自転車がないだけでなんと不便なことか。
目の前に大型スーパーと24H営業の王将、隣マクド、道挟んで99、ファミマまで徒歩2分、地下鉄まで徒歩1分の好立地に住んでいた京都時代。
自転車がなくとも不便を感じることはなかったのだが。



鍵を取替え、自分で施したハンダ付けが甘かったのか折れまくったカゴを取替え、ブレーキワイヤーを取替え、サドルを取替え、防犯登録を愛知県にて登録し直すことを考えると、新しく買った方が安いのか、マイ自転車。
ヒマがあれば楽天で自転車ばかり検索している。