書いちゃおっかな、本

確か昨日、
太った太ったと公言したように思う。
うん、たぶんした。

その事実は私の体重が１日で元に戻るはずもないぐらいに確かであるのだが、
昨日から今日にかけて痩せるために私がしたことといえば、
ミッチーのＤＶＤで一緒に踊ったことである。

ダイエットと言えばここ数日話題の朝バナナ。
かねてより実行している人は実は身近にもいたのだが、
某バラエティ番組が拍車をかけたのか、
スーパーにバナナがないと巷では大騒ぎの様子。
挙句の果てには、この騒動に朝バナナダイエットの著者までもが騒ぎ出す始末。

私はそんなダイエットは信じない。
バナナにも興味がない。
喰わなければ痩せる。
喰わずに動け。
ダイエットとはこの一言に尽きる。
長年の経験からこれは明白。

さて本日、
いつものように出勤前に軽く朝ゴハンをと思い、重い腰を上げたところ、
何をどうしたのか、突如その瞬間からツイスター（ＫＦＣのカーネルクリスピーと申し訳程度のレタスとパプリカなどの野菜の切れ端を薄い皮で包み、ペッパーマヨというそのネーミングからしていかにもジャンク感満載のマヨネーズ風ソースをたっぷり使用した恐ろしく旨い巻物）が食べたいのである。
なんか今日ツイスター食べたい気分♪などという浮かれた女子の気分などではなく、
どうしても今喰らわねば気が済まない、喰えぬのならば死んだ方がマシだぐらいの気分である。
すでにツイスターの虜、
こうなれば、何が何でもツイスターを喰らわねばならぬ。
そう思った桃子は自転車に跨り、たいした用事のない人で必要以上にごった返す栄の繁華街にあるＫＦＣへ。
ランチタイム特有の混雑の中、レジに並んで待つこと２０分弱、
晴れてツイスターをゲット。

逸る気持ちもそこそこに銀紙をぺりりと剥いてかぶりつく。
うまいっ。
うますぎるぜ、ＫＦＣ！
親の仇か本能寺の変かという勢いで栄５丁目から自転車を漕いでやってきた私にこのうまさは最早罪。
あまりのうまさにもう１つ喰らってやろうかと思う程である。
が、辛うじて思いとどまり（どうやら理性は働いていたようだ）、
そのまま出勤したのだが、

減らんっ。
待てど暮らせど全くもって減らんぞ。

何が減らんって、あなたそりゃあれでっせ。
腹。
腹でっせ、腹。
いつまで経っても腹が減らんのである。

ＫＦＣから６時間は経過したであろう１９時過ぎに休憩、
いつもなら昼ゴハンは張り切ってファミマかローソンへ。
生憎、腹が減らんどころかもたれ気味。
気味どころか確実に胃もたっている。。。

結局昼は何も食べる気にならず、
本屋で平積みされている伊坂氏の文庫をきれいに積み直し、
タワレコで騒音寺ベストを赤の他人に勧めまくり、
ペットショップの四角い箱に閉じ込められた子犬に熱い視線を送り、
今に至る。

腹は未だ減らぬ。

「痩せなきゃいけないんだけど、ついつい昼夜食べ過ぎちゃって〜」
そんな女子に朝ツイスターダイエットをお勧めする。
店頭からツイスターを巻く皮がなくなり、ＫＦＣが大騒ぎする日は近い。