牛丼とメガネの関連性

仕事帰り
深夜の吉野家でレッツゴー3匹!!が流れた。


久しく聴いてなかった故の懐かしさとでも言うのだろうか、
私の中に如何とも表しがたい複雑な感情が
沸沸と鍋の中で煮え立った米国産牛肉よろしく首を擡げる。
そう、ここは吉野家


周囲を見渡せば
1人暮らしの学生と思しきヤングマン
単身赴任風40代サラリーマン、
思いっきり入浴後ホームウェアの50代お父さん、
これから出勤かという香水臭いホスト風軽薄男、
肉体労働を終えた30代色黒肉体派、
そして年齢不詳のおかっぱメガネ、職業は家具絡み、見たところ女子。
従業員を除く客は以上6名。
推理小説ならばここが重要な入口となるのであるが、
残念ながら某月某日の吉野家のとある風景である。
登場人物はこの後誰一人出てはこないぜ。オーイェー。



有線から流れるJ−POPを右から左へと聞き流すのが常の吉野家において
「レッツゴー!」「レッツゴー!」と叫ぶダニーの歌声。

 
耳   に   つ   く  (爆


このギター回転メガネによって
土曜の深夜に吉野家に集うお1人様たちの表情、
そして丼を持つ手が
心なしかそわそわしている。
牛丼に、牛鮭に、生姜焼にと
其其が伸ばす箸づかいがどことなくぎこちない。
メガネの作る曲で
一気に落ち着かぬ吉野家と化した。




おそるべし、メ  ガ  ネ !!




もしや
これも世界征服に向けての戦略か…?!








いや、そっちのメガネはどうでもいい。
今はこっちのメガネ氏だ。
先行の抽選にハズレた私は
一般発売の今日、
10時キッカリに電話つながったというのに
2F席13列2番3番。


っつーか、
1Fだけで1300とか入るっしょ?
ってことは私、
1800人目ぐらいやん。


ががががっ頑張る、
2Fの奥の端っこから。






余談だが、
私は12年前からずーっと
吉野家 < すき家 < なか卯
である。