中華まんの可能性

ピザまん


ピザまんが好きだ。
そう、
肉まん・あんまん・カレーまんなどといっしょに肉まんウォーマーに並ぶアレである。
「今日の気分はカレーかな」とか「肉まんも食べたいけどなー」とか
これまで一度たりとも迷ったことはない。
いつだって私はピザまんしか眼中にない。



そもそも中華まんの定義はなんだ?
『中華風の饅頭』なのか?


肉まん・あんまん。
それだけではあまりにも選択肢が少ないということで
すでにわが国の国民食と化したカレーを包んだカレーまん登場。黄色い外見でちょっとにぎやかに。
そしてティラミスやパスタなどのイタメシブームに乗っかって、満を持してのピザまん登場。ハイカラなやつがやって来たもんだ。
ここまではおそらく井●屋・ヤ●ザキの企業努力により20年以上前に確立された
れっきとした『中華まん』として認識されるところであろう。



ここで今一度、
みなさん行きつけのコンビニの中華まんに目を留めていただきたい。


豚トロ角煮まん、四川風担々まん、叉焼まん、海鮮フカヒレまん、餃子三連まん…
中華という括りでとらえれば正しい『饅頭』だろう。


では、
月島もんじゃまん、マロンクリームまん、てりやきペッパーチキンまん、きのこグラタンまん、抹茶クリームまん…
これらは何だ?
この際、大きな心で『中華』というジャンルは百歩譲るとしよう。
譲ったとしても、だ、
もんじゃやきのこグラタンに至っては
もはや『饅頭』の概念を無視してはいないか?
中華まんウォーマー内がカオスと化している。



中華まんとは、小麦粉、水、塩、酵母などをこねて発酵させたふわっとした皮で、具を包んで蒸し上げた饅頭である。(ウィキ調べ)




―??
―!!
ふわっと具を包んで蒸し上げたらそれが『中華まん』ということなのか?
それでいいのか?
そんなざっくりした括りでいいのか?


ならば提案してみよう。
おでんまん、いかの塩辛まん、なめたけおろしまん、長芋短冊まん、たまごサラダまんなんてどうだろう。
なかなかいけそうな感じがするじゃないか!


だめですか?


かぼちゃのそぼろあんかけまん、ふろふき大根まん、茄子の煮浸しまん、蓮根のきんぴらまん、これでどうだ?


…だめ?