買って帰ろうと思う

ねぇどうしよう。
あぁ、どうしようもないぐらい
何だかドキドキしちゃうんだ。




マドレーヌ。



さっきから頭の中はキミのことでいっぱい。
マドレーヌ、
キミってちょっと素敵だよね。
気取ってるわけじゃないのに、手を出すにはちょっと勇気がいるよ。
その響きから醸し出されるエレガンスとフレグランス。
あぁ庶民の憧れ、マドレーヌ。
みんなが言うように
鬼饅頭や水羊羹、ホットケーキとは違う控えめな華と揺るぎない品があるんだ。
マドレーヌ、
だってキミは西洋のお菓子の代表だもの。



「マドレーナ」じゃバレリーナみたいで、
「マドレー二」じゃドマーニみたい。
「マドレーネ」じゃカプリソーネみたいで、
「マドレーノ」だと升野さんみたいだ。



そう、キミはやっぱりマドレーヌなんだ。
こうしてキミの名を口にするだけで
僕はさっきからずっとドキドキしてるんだ。
ねぇ、わかるかい?
マドレーヌ。
キミのことだよ。








ついさっき、
突如「マドレーヌ」という単語がどうにも面白く感じたため、
多発してみたところであります。
この先もう「マドレーヌ」などと発言することはないかもしれぬ。
結構お腹いっぱいです。
しかしヌというものはカタカナもひらがなも
見れば見るほど不安になる形状をしているのはなぜか。
気になって仕事が手につかぬ。ぬぬ。