2008-04-09 終わりはいつも突然 「何だよ、何かあった?」 「―もうだめね、私たち」 「は?」 「一時の気の迷い、 何度もそう思おうとしたわ。 でもそれに反してどんどん確信になってくのよ。 気づいてしまった以上、もう無理なの。 あなたも知ってるように私、自分に嘘はつけない。 こぼれたミルクは元には戻らないの」 「何言ってんのかわかんねぇよ。 わかるのは おまえは自分で決めたら絶対曲げないってことだけだ」 ―ありふれた日常。