常々自分で思うこと。
私は家族に対しての思いが他人より希薄というか
あんまり興味がない。
そんな自分を冷たい人間なんじゃないかと思う。
1人暮らすようになってもう13年め。
働くようになってから実家に帰るのは冠婚葬祭の時ぐらい。
正月も実家で過ごした記憶ないし。
帰っても「あったかさ」とか「安らぎ」とか
そうゅう感情を抱いたことがない。
子供の時もそうやった。自分の家なのに何でやろ。
確かに異端児みたいで、たぶんうちの家系では浮きまくってる。


もちろん産んでもらって、ここまで育ててもらって
何でも自分で決めたことはとことんやらんと気が済まん私を
衝突しながらも最後にはいつも見守ってくれてたことに対しては
ほんとに感謝してるんやけど、
家庭環境が若干複雑やったからか、
周りからは『本家の長女』って言われて育って、
子供らしい感情や素直さ、甘えるってことを知らずに育ってしまったみたい。
表向きはよくできる手のかからん子で
何かを「ほしい」とか「いや」とか言ったことないらしぃんよね。

何かに直面したり、大事な選択迫られたりする場面でも
1人で何でも決めて1人で背負って生きてきたってことに
この歳になるまで気付かんかったけど
いろんな人にそぅ言われるってことはきっとそうなんよね。


今でも親や妹に対して素の自分見せてないし
本音でぶつかることもない。
特に妹は私とは真反対で、
もしこれが妹じゃなかったら絶対友達にもならんやろうと思う。
とにかく見ててイライラするし、
人として絶対やったらあかんやろって思ってることを平気でする人やから。
どこか「自分とは違うところにいる」って思ってるとこがあるのよね。


それに気付いたのが去年ぐらい。

家族ってこんなにあったかくて素敵なものなんや〜って
元カレとその家族に出会って初めて思った。
自分の家では感じたこともない「安らぎ」をあの家で感じた。
ありのままの私でいられて、そんな私をごくごく普通に受け入れてくれた。
巨大団地の1室で大人4人+子供2人(時には5人)で生活してたけど
初めて私もこんな家族がほしいって思ったし
あの家に帰るのが自然で当たり前になってた。
今までの自分の価値観が一気に変わった気がする。


未だに甘えるってどうゆうことかが根本的にわからんけど
私は他人に助けてもらうのがニガテです。
泣けへんし、「ツライ」「しんどい」は言えへん。
他人のものは一緒に背負ってしまうけど…
まわりは私を強く見てくれてるけど
たぶん心の中で「信じられるのは自分だけ」って思ってるからやね。